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エンジニアのビジネススキル!成果に繋がる人脈の作り方

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成果に繋がる人脈作りとは


人脈作りのコツ

社会人になれば、学生時代のような閉じられた、同質的な仲間ばかりと付き合っていられるわけではありません。会社の他にも、取引先や同業者や関係官庁など、多くの人と折衝したり、連携したり、交渉したりしなければなりません。そして仕事を円滑に進めて行くためには、多くの人と知り合っている方が、何かと都合が良いものです。ビジネスで人脈として使える相手というと、いざという時に助けてもらったり、助けたり、あるいは大口の取引先になってくれるなど、はっきりとした実利が伴う、プライベートでもごく親しい間柄というイメージが、一般的にはあるようです。
しかし実際のところは、むしろ顔見知りという程度の関係である場合が多いのです。「関係の六段階分離」を提唱した心理学者スタンリー・ミルグラムの研究によれば、特別顔の広いごく少数の人が、「知り合いの知り合い」というような数段階を経るだけで、その他大勢の人とつながっているのであり、逆に「その他大勢の人」の場合には、この限られた少数の人を通じて広い世界とつながっているといわれています。
つまり自らの交友範囲が限られているとしても、その交友範囲の中に、特別に顔の広い少数者がたまたま含まれていれば、どんな相手とでもつながることができるほどに、多くの人とつながるチャンスを手にすることができるというわけです。そこで誰がこのごく少数の顔役を紹介してくれるのか分からない以上、価値ある人脈を作り上げるためには、広く浅く付き合うことが実は大切ということになるのです。

情報を引き寄せる工夫

たとえ会社勤めをしている中で、特に外部に関係を広げておくメリットを感じないとしても、初対面の相手と気軽に名刺を交換しておくなど、できるだけ多くの人と顔見知りになっておくことの価値は、計り知れません。その相手との何気ない会話の中から、引き合わせておけば双方にとってメリットのあるような人が、ふと思い浮かぶようであれば、自ら仲介役を買って出るということも、更に人脈を広げることに役立ちます。こうして新しい刺激を受けられるような環境を、自分で積極的に整えておくことで、何かのきっかけで斬新なアイディアが浮かんだり、売れる商品を思いついたり、悩み続けていた課題を解決できたりするのです。
一見すると、ネットワークで世界中が瞬時につながり、大量の情報が溢れている現代社会において、人と顔見知りになる価値は軽んじられてしまいがちです。しかし溢れる情報の中には、あっという間に消えてしまうノイズも多く含まれているのであって、むしろ価値ある情報には辿り着きにくくなっているという面もあるという点を、忘れてはならないでしょう。

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