エンジニアのためのビジネスマン育成講座

ホーム

エンジニアが知っておくべき、サラリーマンとビジネスマンの違い

エンジニアのためのビジネスマン育成講座

カテゴリー

トピックス

サラリーマンではなくビジネスマン


サラリーマンとビジネスマン

日本では、戦後の復興期において、「金の卵」と呼ばれる若い労働力が、地方から都会へと大量に移動したことにより、その後の高度経済成長期を生み出しました。やがてバブル景気に至るに及んで、ホワイトカラーが圧倒的多数である、「1億総サラリーマン時代」になりました。この「サラリーマン」という呼び方は、今ではあまり使われず、むしろ「ビジネスマン」や「ビジネスパーソン」という呼び方が一般的となりつつあります。サラリーマンという言葉には、給料のために仕事をし、夢や希望を諦めている人、といった、いわば後ろ向きなイメージがあるようです。
一方のビジネスマンという言葉になると、仕事を楽しんでいて、挑戦している人、という前向きなイメージに変わります。最近は「社畜」といった言葉も、よく耳にしますが、年功序列型賃金や終身雇用制といった、これまでのサラリーマン生活を支えてきた大前提が、バブル景気の崩壊を機に崩れつつある現在、新たな働き方や自由な生き方に、若い世代の関心が向くようになった結果なのかもしれません。

もっと良くできないか

サラリーマンとビジネスマンのイメージの違いには、消極的と積極的という、未来に対する姿勢の違いが如実に表れているようです。これは同じ仕事に取り組む場合にも、「この程度で良い」と平均的な範囲内でしか考えないのか、それとも「もっと良くできないか」と目線を常により高く上げて、更に一歩踏み込んで考えるのか、という差を生み出します。変革の時期に、どちらが会社や仲間や取引先から求められる人物像であるのかという点は、明らかでしょう。

仕事が楽しい

サラリーマンの場合、仕事を楽しんでいるというよりは、むしろ給料を得るための手段と割り切っているイメージがあるようです。しかし仕事が趣味で、仕事以外にはすることがなく、そのため定年退職を迎えると、「濡れ落ち葉」などと妻から疎まれるというのでは、これからの若い世代には受け入れられないでしょう。
一方のビジネスマンの場合には、仕事を楽しみ、仕事に収入以外の価値を見出しているイメージがあり、豊かで充実した人生、ライフワークバランスなど、今の世代が共感できるような生き方を目指すものといえそうです。

一緒に仕事をしたい人

これまでであれば、与えられた仕事を無難にこなすことで、一生無難にサラリーマンを続けることができましたが、そのような「ぬるま湯」に浸かった考えのままでは、「茹で蛙」になってしまい、気が付けば仕事がないということになりかねない世の中です。そのような変化の時代にも、変わらず「一緒に仕事をしたい」と周囲に思わせられる人が生き残るのです。

ページトップ